味なイスタンブール

細川直子Websitesi

ふだん着のイスタンブール案内

ふだん着のイスタンブール案内

東と西、歴史と現代が交差する喧騒と神秘に満ちた都市イスタンブール。トルコ音楽に誘われてこの地を訪れ、すっかり魅了されてしまった著者は、「旅行者なんかじゃもったいない」言葉を覚え、仕事を見つけ、この街に住み着いて3年。アパート探しから物売りとの駆け引き、イスラムの祭り、恋愛と結婚、そして間近に見聞きした湾岸戦争やクルド人問題まで。エキゾチズムのベールに包まれた都の素顔をいきいきと描き出す。(カバー裏より)

若い人たちの旅行ブーム、紀行エッセイ人気の上昇気流に乗って刊行されました。とはいえ、当時まだ「カッパドキアってどこのこと?」「イスタンブールってどこの国の首都?」(首都はアンカラです)などと大真面目に訊ねられていた時代。それだけに、学術的なものではないトルコエッセイ本として多くの読者を得ました。その後の長い旅路の原点ともいえる記念すべき第1作。

Amazon.co.jpで購入